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マンガ 日本の歴史22 王法・仏法の破滅ー応仁の乱 レビュー

こんにちは、グルコースです。

応仁(おうにん)の乱、皆さん名前はご存じかと思います。

ただ、なんとなく概要は知っていても、どのように戦いが始まり、推移し、終わったのか、そしてその後どうなったのか、詳しくご存じない方もいるのではないでしょうか。

また、興味あるけれど、文字ばかりの本は読む気がしない、という人もいるかもしれません。

今回は、そのような人にお薦めの本です。 応仁の乱を知るとっかかりとして、大体の全体像を気軽に掴むのに良い本だと思います。

マンガ 日本の歴史22 王法・仏法の破滅ー応仁の乱

概要

マンガ日本の歴史シリーズの「王法・仏法の破滅ー応仁の乱」です。

応仁の乱の経緯を漫画にしたもので、作者は「仮面ライダー」などで有名な、石ノ森章太郎です。

応仁の乱は、1467年に、室町時代の京都で起きた戦いで、日本全国から集まった約数十万の軍勢が細川勝元(ほそかわ かつもと)率いる東軍と山名宗全(やまな そうぜん)率いる西軍とに分かれて約10年間戦い続けたものの、決定的な勝敗はつかずに和睦により終結しました。また、この戦いにより、京の都は多くの地域が焼け、一時酷い有様となりました。これ以降、日本各地で戦いが続く時代に入ることから、戦国時代の始まりとなる出来事とされています。ただし、戦国時代の始まりについては、別の出来事を挙げる説もあるようです。

漫画ではありますが、応仁の乱の様子がかなり詳しく書かれています。

応仁の乱の直前から始まり、応仁の乱の経緯と終結まで、その後、応仁の乱が終わっても続いた畠山(はたけやま)家の家督争いとそれに対して起きた山城の国一揆(やましろのくにいっき)、そして明応の政変(めいおうのせいへん)で、最終的に管領(かんれい)の細川政元(ほそかわ まさもと)が室町幕府の権力を握ったところまでが描かれており、漫画なのでさらっと読めます。

特に、応仁の乱の戦いの様子と、その後も続いた畠山家の家督争いの様子は、詳しく書かれています。

ただ、登場人物が多い割には、人物の紹介はあっさりしているため、できれば一度は記憶が薄れる前に一気に読んだ方が良いと思います。そうでないと、よく「この人誰だっけ?」となるので(笑)。

逆に、色んな人が入れ替わり出てきているので、本の表紙に書いてある通り、「ぐだぐだな展開、ヒーロー不在」という様子がよく分かるかもしれません(笑)。

この記事を読んで、もし興味を持っていただけたら、ぜひ読んでみてください。